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子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)はHPV感染を減らして、子宮頸がん患者を減らすことを目的としています。日本国内で使用できるHPVワクチンは、サーバリックス(2価HPVワクチン)、ガーダシル(4価HPVワクチン)、シルガード9(9価HPVワクチン)の3種類があり、定期接種として公費で受けられます。当院ではより予防効果の高いシルガード9を取り扱っています。
シルガード9は、現時点では定期接種の対象ではありませんが、厚生労働省の審議会で定期接種の対象とするか検討中です。
定期接種対象者
小学校6年~高校1年相当の女子
キャッチアップ接種について
厚生労働省は接種後に報告された多様な症状などについて十分に情報提供ができない状況にあったことから平成25年から令和3年まで個別に接種をお勧めする取組を一時的に差し控えていました。したがってこの期間に接種の対象であった方はワクチン接種の機会を逃した方がおられます。こうした方に公平な接種機会を確保する観点から今回、接種の機会が提供されることになりました。ただ公費で接種できる期間が3年間と限られていますので、希望される方は早めの接種をお勧めいたします。
キャッチアップ接種対象者
平成9年度生まれ~平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)の女性
過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
接種が受けられる期間
キャッチアップ接種の対象に該当する方は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。
接種費用(税込)
シルガード9
1回目(診察料・カウンセリング料込) | 35,000円 |
2回目(診察料込) | 30,000円 |
3回目(診察料込) | 30,000円 |
シルガード9は全例登録が必要なワクチンで、接種前に「ワクチンQダイヤリー」への登録が必要になりますので、スマホかタブレットをお持ちください。これは、医薬品医療機器等法に基づく承認及び承認の際に承認条件として付された活動です。
ご不明な点がございましたら、お電話でお問い合わせください。