不妊相談

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不妊相談について

「妊娠したいけどなかなか妊娠しない」、「何か自分の身体に異常があるのかも」、「これから妊娠にむけて頑張りたいがどんなことに気を付けたらいいのか」、「妊娠しやすいタイミングはいつなのか」、など妊娠・不妊に対して相談したいことがありましたら、お気軽にご相談ください。

当院では高度不妊治療は行っておりませんが、生活上のアドバイスから、漢方薬や排卵誘発剤の使用、超音波検査で卵胞の発育をみて適切な時期をアドバイスするなど、無事妊娠に至るようにサポートさせていただいています。ストレスや不安を軽減することを重視し、妊活していただけるように心がけています。

不妊症について

不妊症とは

日本産科婦人科学会では、男女が妊娠を希望し、1年間の妊活を行っているにもかかわらず妊娠できない状態を「不妊症」と定義しています。

通常、妊娠希望する80%の夫婦では1年以内に妊娠しますが、残りの20%は自然に妊娠することが困難で医学的な治療を必要とする場合、不妊症と診断されます。近年では、晩婚化などのさまざまな理由によって妊娠を希望する女性の年齢が高齢化していることから、不妊症の割合はもっと多くなると考えられます。このように不妊症は病気ではなく、妊娠しない状態の事をいいます。

不妊症の症状

女性の年齢が35歳未満で1年以上妊娠しない方、35歳以上で6カ月以上妊娠しない方は、早めの受診をお勧めします。

また、以下のような症状がある場合、不妊と認められる期間を待たずに不妊治療専門施設に早急に相談しましょう。

月経周期の乱れ(間隔が長い短いなど)

ホルモン異常による「無排卵」の可能性があります。

鎮痛剤も効かないほどの強い月経痛

痛み止めでは収まらないほどの月経痛や腰痛、排便痛には注意です。子宮内膜症やチョコレート嚢腫などの病気の可能性があります。癌化のリスクがありますので早急に婦人科を受診してください。

過多月経が1週間以上続く

常に夜用ナプキンが必要なくらいの出血や、夜中に何度もナプキンを変える必要がある場合、過多月経になります。また、7日以上の出血がみられる場合、子宮筋腫の可能性があり、発症部位によっては不妊の原因にもなりますので注意が必要です。

性感染症の疑いがある

主にクラミジア、淋菌などの性感染症の疑いがある場合は要注意です。クラミジアは自覚症状がほぼないため、進行すると卵管采や卵管の癒着や閉塞を招く卵管炎を発症する可能性があります。卵管炎は不妊症の原因になることがありますので、早期に治療することが大切です。

不妊症の原因

女性側の原因

・排卵障害

月経不純がある場合、ホルモンバランスの異常で排卵がうまくできないことがあります。ホルモン剤を投与し排卵を促します。

・卵管障害

性感染症やその他の細菌感染による卵管の閉塞が原因で、受精卵が子宮内に到達できません。卵管が通っているかを調べる検査を行い、卵管を通す手術で治療します。

・子宮因子

子宮に起こるさまざまな病気、子宮の形が原因で不妊になることがあります。子宮筋腫では、筋腫の大きさや場所による月経痛、腰痛、月経過多の症状だけでなく、受精卵の着床を妨害する可能性があります。

子宮ポリープは無症状が多く気づかない方がほとんどですが、不正出血や月経過多になる大きさであれば、摘出する可能性もあります。

・子宮頸管因子

子宮と膣が繋がった部分を子宮頸管といい、頸管粘液(おりもの)の分泌を行います。

排卵時のおりもの減少や、おりものの粘り気が強すぎると、精子が弱くなったり子宮内に到達しにくくなります。

男性側の原因

・機能不全

ED(勃起障害)や逆行性射精(射精時に精液が出ない状態)が原因の場合は、主に薬物療法で治療を行います。

・精路通過障害

精路通過障害とは、精子が通る道が何らかの原因で閉塞、または狭くなっている状態をいい、精液に精子がない「無精子症」や精子が少ない「乏精子症」を引き起こします。治療方法は、精路通過障害の原因によって違います。精路再建手術や顕微鏡手術などがありますが、医師やパートナーと相談する必要があります。

・造精機能障害

精子をつくる機能に障害がある「造精機能障害」は、男性因子の不妊原因の中では高い割合を示しています。精巣から出ている静脈にこぶができる「精索静脈瘤」や、精子がうまく作れない状態などが原因に挙げられます。精神的な原因で精子がうまく作れないケースもあります。

・副性器障害

精巣上体、精嚢、前立腺などの男性器の一部が機能不全になる状態を「副性器障害」といいます。各病状に適した薬物療法を行います。

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