月経移動

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月経移動について

その結果が人生を大きく決定づける高校・大学入試をはじめ各種試験に月経日が重なると、ここ一番のタイミングにベストパフォーマンスを発揮するのが難しくなります。また新婚旅行や家族旅行など大切な記念行事に月経日が重なると十分楽しめなかったりと、女性にとって月経がいつ来るかということは大変重要です。また月経は出血や痛みだけでなく、月経前にイライラしたり、不安やうつ傾向が強くなったり、眠気が強くなったりすることがあり(PMS、月経前症候群)、こちらもパフォーマンスに影響を与えます。

 

大事な日に月経や月経前にならないように、月経を移動させることを希望される場合には、中用量ピルを服用することにより月経を移動することが可能です。月経移動には生理を早める方法と遅らせる方法の2種類があります。月経をずらしたい期間、月経予定日までの日数、月経前後のつらい症状、ホルモン剤の服用経験の有無などを考慮して、内服方法を選択します。初めてホルモン剤を内服する方や、行事までに日数的な余裕がある方には、『月経を早める方法』をお勧めしています。

 

普段から月経痛やPMSなどにお困りの学生さんには、試験のときだけ月経を避ける方法よりも、大切な受験勉強の時期から月経痛やPMSを和らげ勉強に集中できるように、数か月前から低用量ピルの服用をお勧めしています。お気軽にご相談ください。

月経移動が難しい方

以下に該当する方は、ピルの処方が受けられませんので注意が必要です。

  • 肥満の方
  • 高血圧・高脂血症・糖尿病などを患っている方
  • 35歳以上で1日に15本以上の喫煙する方
  • 乳がん、または5年以内に乳がんの手術を受けた方
  • 妊娠中や授乳中の方(妊娠の可能性のある方も含む)

ほとんどの女性がピルの処方を受けることが出来ますが、持病やアレルギー、過去の病歴によって、ピルが処方できない場合があります。

また、月経移動は必ずしも成功するわけではなく、飲み忘れやホルモンバランスの乱れなどの理由で出血してしまい失敗するケースもあります。

月経移動を希望される方は、お早めに婦人科にご相談ください。

06-6616-9076

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