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- インフルエンザワクチン
4種類の型
インフルエンザウイルスはA型、B型、C型の3種類の型に分類されます。
当院のワクチンでは、冬に流行するインフルエンザA型(ビクトリア、タスマニア)とB型(プーケット、ビクトリア)の4種混合ワクチンを導入しております。
妊婦さんも受けられます
インフルエンザワクチンは、細菌やウイルスの毒性をなくして作られた不活化ワクチンですので、妊娠中のすべての時期にワクチンの接種が可能だとされています。厚生労働省によれば、現在は自閉症や、流産率、催奇形性(胎児の奇形への影響)との関連は否定され、赤ちゃんへの影響はないと発表されています。
妊娠中の身体は免疫力が低くなる傾向があるため、インフルエンザにかかりやすく重症化する恐れがあります。インフルエンザの感染や重症化のリスクを回避するためにも、妊婦さんのインフルエンザ予防接種をおすすめしています。
ワクチンの効果と副反応
インフルエンザワクチンには、発病や重症化を予防する効果があるとされています。肺炎などの合併症などを起こし、場合によっては死亡する恐れがあるウイルスですので、重症化を防ぐことはとても重要なのです。
ワクチンには次のような副反応が起こることがあります。
- 接種箇所の赤み、腫れ、痛み・全身では発熱、悪寒、倦怠感、頭痛といった症状
まれに、一過性のめまいや意識消失、リンパ節腫脹、吐き気や嘔吐、下痢、関節痛、過敏症(発しん、蕁麻疹、湿疹、多形紅斑、かゆみ)なども起こることがあります。
いずれの副反応も接種から2~3日ほどでおさまります。
また、強い卵アレルギーの方は強い副反応を引き起こす恐れがありますので、医師に必ず申告してください。
まれに、次のような重い副反応が起こることがあります。
- ショックやアナフィラキシー様症状(発疹、蕁麻疹、呼吸困難など)
- 急性散在性脳脊髄炎(接種後から2週間以内の発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害など)
- ギラン、バレー症候群(足のしびれ、歩行障害など)
- けいれん
- 肝機能障害や黄疸
- 喘息発作
このような症状が疑われた場合、すぐに医療機関や医師に申告してください。
予防接種を受けることができない人
・37.5度を超える発熱がある方
・生命にかかわる重大な疾患にかかっている方
・インフルエンザ予防接種で、アナフィラキシー反応が出たことがある方。またその他の医薬品でアナフィラキシーを起こしたことがある方は、必ず医師に相談してください。
・慢性的な基礎疾患や、免疫が著しく低下した状態であった場合など、医師の判断で不適当とされた方
ワクチン接種後の注意
・予防接種した当日は、激しい運動を控えてください。
・接種した当日の入浴は問題ありませんが、摂取部位を強く揉んだり、ゴシゴシとこすらないように気を付けましょう。
・接種した当日は、適量の飲酒は可能ですが、過度な飲酒は控えるようにお願いしております。
インフルエンザワクチンの費用
費用については当院までお問い合わせください。